新ヘッドコーチが決まった喜びの日に
早起きしたのは、お出かけするためだったのだが
出かけた先はこちら。
吉野ヶ里遺跡!
キレイな駅ですね。
コミュニティセンターみたいなのがあるみたい。
駅から田んぼの間の、誰もいない道をとぼとぼ。
途中のおうちの前にこんな贈り物が。
そしておよそ15分後到着。
吉野ヶ里歴史公園。
立派な門構え。
吉野ヶ里遺跡は日本一といわれる大規模な弥生時代の環濠集落跡。
工業団地を造ろうと事前調査をしてみたら、あら色々と出ちゃった。
邪馬台国じゃないのか、と盛り上がったりもした模様。
遺跡が本格的に発掘され始めた平成元年頃、
まだ駐車場もなく発掘された遺物も
プレハブの建物に展示されていた頃に
一度訪れただけだったので、この立派さにびっくりした。
今や国営公園。
人いないですね。
12月28日の10時頃ですからね。
みなさん、大掃除とかしているんでしょうね。
あまりに広大(50ヘクタール位)なので園内バスがあるの。
これに乗って園内最北の古代植物の森ゾーンに連れて行ってもらう。
ただびゅ~んと走って行くのかと思ったら、
ゆっくりと走りながら、
運転手さんが色々とガイドしてくれるのだった。
乗客はわたしひとりだったのに、丁寧な説明、ありがとうございます。
およそ10分くらい走って、古代の森あたりに到着。
誰もいない。
ここで見なくちゃなのは、こちら。
墓地です。

このあたりからは、甕棺が多数発掘されたのであります。
レプリカですけど、圧巻だ。
小さい子供の甕棺もけっこうある。
埋葬方法はこんな感じ。
広大で、道を問う人も通らないけれど、親切な道案内標識がある。
北墳丘墓へ向かう。
遠い。
柵+環濠。
左手にあるのが北墳丘墓。
約2100年前の歴代の王や身分の高い人々が
埋葬された特別なお墓ですって。
14基の甕棺が出土。
そのままの状態で展示されている。
中に入ると、ふわっと弥生の香り(いや、土の)。
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甕棺は本物だよ! |
青銅の剣とガラスの壁玉が副葬されていた甕棺も。
北墳丘墓の前に建てられているのは祖霊の宿る柱だそうで。
それから、まつりごとが行われていたという北内郭へ。
建物が再現されているのだけれど、
さっき見たお墓の方が、当時生きていた人を感じられたような。
なんだか、ツクリモノぽくて。
もちろん、作り物なのだけれど、なんというのか、え?ほんとに?とか思っちゃうのかなあ。
中央にあるのが主祭殿で、中には、当時の集まりの再現シーンが。
上階では、巫女が祭祀をしていた。
ううむ。いや、当時を想像するためにはありがたいのかもだが。
門に鳥の飾り物?があって、かわいい、と思ったのだが、
実際に遺物として発掘されたのですって。
門に乗っていたのかどうかはわからないけど。
では、南内郭へ。
もう、けっこう疲れたよ。
という、あなたやわたしに、竪穴式住居風な休憩所があります。
自動販売機もなんだか古代風?
南内郭は、王や支配者層が住んでいた場所で、
四方に物見やぐらがある。
登ってみた。
ら。
落とした、ビリーを。
ごめんよ~。
手をつないでぶらぶらしていたのがいけなかったよ~。
疲れが握力にまで及んでいるよ~。早く帰ろう。
すぐに助けに行かず写真を撮るヒトデナシ。
20棟の建物が復元されているね、ビリー。
すごいねえ。
(落とされても微笑みを忘れないよい子。)
ご自由に弥生人コスプレをしてもいいらしい。
ここの門にも鳥の飾り物。
へろへろで、展示室に侵入。
国営公園にしては、おんぼろである。
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最古の銅剣 |
![]() |
首のない遺骨 |
九州初の銅鐸。
の、発見状況の復元。
すごいよ。知らなかった。恥。
お約束のこれも。集団で。
さあ、少し冷えてきたよ。
お土産買って帰ろう。
おみやは、佐賀錦と呼子のイカの塩辛(柚子胡椒味)。
そして、佐賀県教育庁文化財課が渾身の力を振り絞った報告書
「弥生時代の吉野ヶ里」。
たいへんおもしろく読みました。
翌々日、
あちこちで落とされまくったビリーを
やっと、お風呂に入れた。
ごめんね、ビリー。
今、ビリーは世界一いいニオイがするアナグマでしょう。
今年もいろんなところに行こうね!
2 件のコメント:
ビリー、衝撃の入浴シーン!洗っても色落ちしないんですね。
まあそれにしてもなんとのどかで不思議な風景!。工業団地ができなくて良かったですね。コスプレなんかしたら自分が現代人であることを忘れてしまいそう。
甕棺ってギリシアあたりのアンフォラみたい。
ちょっと、溺れてる雰囲気もありますが。脱水機に5秒くらいかけましたが、乾くとヘアもふわふわで大丈夫でした。
のんびりといい散歩になりましたが、夏には行かない方がいいと思われます。
アンフォラと色合いが似ていますね。でも中に入っているのが……。
みずら鬘とかあったら被ったのに。イマイチ、エンタテインメント性が足りないというか、もっとお客さんがたくさん来るような工夫が必要だなあ、と思いました。
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