現在この辺での一番の人気スポット
九州国立博物館に「国宝阿修羅展」を見に行った。
この夏一番の暑さと、長蛇の列は辛かったし、
十重二十重に囲まれた阿修羅の近くには寄れず、
ライティングは微妙で、なんだかなあ、という
残念な印象だった。
もちろん、今回の売りは、
「後ろからも見られます!」なのだけれど、
ガラスに遮られていないのは新鮮だったけれど
仏像というのは、
正面から、下から拝むものなのだから
後ろなんていいじゃん、
と人々の頭越しに
腰から上のほっそりした体をみつめながら
「出稼ぎごくろうさまです」と
負け惜しみをつぶやくわたしでした。
しかも、「止まらずに左回りに移動してください」
と いうアナウンスに誰も従わないものだから
博物館職員さんが移動を促すために、
一定の間隔で
「せ~の、よいしょ」と叫び、
人々は、それには従って
左回りにカニ歩きするのだった!
ううむ。
これが博物館内部でのできごとだとは…。
ある意味新鮮。
でもヤダ。
東京でもそんなことをしていたのか?
もちろん「恋の予感」のする出会いなどなかったけれど
それは生身の人間に関してであって
実は、とてもすてきな出会いがあったのだ。
沙羯羅です♪
何度も訪れた興福寺で、もちろん見ていたのだけれど
こんなにかわいらしかったとは。
阿修羅以外の仏像のそばはひっそりとしていたので
ゆっくりと一回りも二回りもできて
頭に蛇を盛ったサカラちゃんの表情がとても
すてきなのがよくわかった。
タイプなのねえ(外道ちゃんタイプ)。
で、その盛った蛇が、後ろから見ると
背中ににょろりと垂れていて、
蛇嫌いのわたしには鳥肌ものだったけれど
でも「いや~ん。でも後ろから見られてよかった」
みたいな(hehe)。

頭を獅子に噛まれている乾闥婆の
痛そうな表情も よかった。
それも興福寺では気付かなかったのよねえ。
情けないわたし。
あと2回は行く予定なので
また新たな出会いが あるかもね。
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