2007年11月7日水曜日

アンフィールドの悪夢


クロスやシュートが飛んできた時、
ゴールキーパーはキャッチをしようとし、
キャッチが無理だと判断すれば、パンチ、
低いボールだと、手や足ではじいてゴールを守る。
GKは、危険な場所にボールを飛ばさないような練習を
日々やっている。

それでも、近年の、不思議に変化するボールや
相手選手の技術のせいで、
はしなくも、不幸な位置にボールがこぼれてしまい
失点をすることはある。
どんな名GKでも。
それを、人々(まず最初に実況解説者)は、ミス、と呼び、
こぼれたところに味方がいてクリアしたら、すばらしいセイヴ
ということになるのらしい。
ように、どうも思えるんだけど。

だって、しようがないじゃん、今のは触るので精一杯じゃないの!
と、GK(を含む後ろの人)好きのわたしは、TVの前で
叫ぶのだった。

大体において、DFやGKがミスをして失点すると
人々はものすごく批判するのだけれど、
後ろの人好きのわたしに言わせれば、
前の人が、「決めなきゃおかしいだろ」ってシュートをはずしても
後ろの人ほど責められないのはおかしいぞっ。
同じ1点ではないの。

「オフサイドを10回しても、1回ゴールを決めればいいのだ」
という解説者がいるけれど、プロのストライカーのくせに
10回もオフサイドをするのは、ただのへたくそじゃん。
バーや、ポストに当てたシュートに対して、アンラッキーというのも
絶対おかしい。
へただから入らなかったのですっ。

興奮して話が逸れてしまった。

ベシクタシュのGK、ハカンアルカン(25才。192cm。
微妙な色のロン毛)は、
11月6日の夜、アンフィールドで、「不幸なこぼれ→失点」を
ふたつも経験してしまったのであった。
最初はリーセのシュート。よく手に当てた、と思ったのだけど、
こぼれた所にいたのはベナユンだけ。ゴル。
数分後に今度は、ジェラのFK→よく(略)と思ったら
そこにまたベナユンがいた。
ハットトリック。
人ごとながら、「DFはどこ(怒)」と思ってしまったよ。
結局、ハカンアルカンは、19本の枠内シュートに対して、
10のセイヴをしたのに。
かわいそうなハカンアルカン(涙)。前の人!


リバプール 8 - 0 ベシクタシュ


チャンピオンズリーグの、新記録なのですって。
そんな試合に、フィンはベンチ、というのもたいそうfulhamish。

次はフラム戦。
もちろんフィンには出てほしいけど、
トーレスや、クラウチや、あれやこれやはお休みもらいなさい。

フィンランド代表、元クリスタルパレスの
アキリヒラーティが、自分のサイトで
GKについて興味深い話をしている。
アキの美しいポートレートも盛り沢山あるので
ぜひどうぞ。



0 件のコメント: