2014年4月25日金曜日

古拙の微笑み



久しぶりに街に出かけた。


法隆寺展。


















今回のスターさんは夢違観音さま。

ケースがなかったので
顔をうんと近付けてじいいいっと観察。
ぷっくりおなかがかわゆいなあ、などと
不謹慎なことを思いつつ
回りを5周ほどしてしまった。
けっこう空いていたのでゆっくりと。

見仏のきっかけが、聖徳太子だったので
技巧的に優れた新しい仏より
飛鳥・奈良時代の仏の方が落ち着く。


太子マニアには、
太子像だけのお部屋がすごくよかった。
たくさんの太子(南無仏像・孝養像・摂政像)に
うっとりと囲まれて疲れた足を休める
(だって、この美術館、公園の中にあって駅から
800mも歩かなくちゃいけないの)。

ふっくらほっぺの16才



















大作、鶴林時の絵伝を隅から隅まで眺める。
当時の人にとっては、超人で信仰の対象だったんだよね。
亡くなり方もなんだか謎だったし。

たいそう楽しんだ。

欲を言えば、物部氏との戦いの時の
厩戸皇子の騎馬像が見たかった。
一度も現物を見た事がないの。
そのために、と言うのは言いすぎかもだけれど
騎馬像の写真が載った昭和資財帳(18000円位?)を
買ったりした、乙女のわたし。
当時はインターネットもやってなかったから
情報は印刷物だけだったのね(遠い目)。

年に一度、太子の命日法要の時に
御開帳されるみたいだから、死ぬまでには一度行こう。


さて、この美術館、あまり来たことがなかったので
こんな作品があるとは知らなかった。














不案内なわたしにもすぐにわかった。
草間彌生!「かぼちゃ」

入口に向かう階段の途中にあり、かなりなインパクト。


でも、わたしにはこっちの方が衝撃。
ジャコモ・マンズー。


















「恋人たち」というタイトルを見なければ
女の子が襲われて、あれ~!という風に見える。

芸術はわかりません。





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お出かけの目的は2本立て。

相棒展。



















連続ドラマを見ないわたしが、唯一見ているドラマなの。
再放送を見られる時にもつい見てしまう。

10時オープンで、到着した時は10時30分だったのに
すでに混み合っていた。

入口で「捜査用直通電話」(音声ガイド)を渡され
それを聞きながら、会場に隠された謎を解いていく、という
「展示型捜査イベント」なのだった。

謎自体はたいしたことないのだけれど
電話から、角田課長や、米沢さんや
伊丹刑事(ファンにはイタミンと呼ばれているらしい)などの
声が聞こえてくるというのは、なかなかうっとりと楽しい。
特命係の部屋や花の里などのセットが再現され
撮影に使われた小道具(これが、すごい)も展示されていて
わぁ~、ほぉ~とうろうろ。
謎をひとつ解くごとに、ビンゴカードのような
「最新鋭捜査チェックシート」に穴を開けていって
全部開いたら答えがわかる、という仕組み。




気が付いたらなんだかにやにやしてた。
楽しかった。
他のお客さんもにこにこしてた。

グッズもたくさん売っていて
角田課長のパンダひまカップ(一番人気)が欲しかったけど
容量が少なくて使いようがない気がしたので諦めて
相棒ラスク(アールグレイ&オレンジピール風味)を買った。



その後、以前見た時にカメラを持っていなくて
写真が撮れなかった建物に。

その時は、閉鎖されていたけれど、今はレストランなどに
なっていた。

実はこの街にはこんなのもある。

パスポートセンターやホールもある公民複合施設。
空中庭園ですね。


あ~いろいろ楽しかった、と地元の駅に戻ったら
バスセンター前の交番の背中が屋根から草花に
おおわれていた。
まあ。気がつかなかったわ……。
久しぶりのおでかけで荷物が増えていたので
写真を撮る気力がなかった。
でも、とってもきれいだったわ。
白いお花が緑に映えて。
白いお花が。
白。
白。

色は白!




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というわけで
明日の、カップファイナル様なハル戦。
キーランママは戻れそう。
トレーニングには復帰したがミトは、まだダメ。

ウィルの、定例ビデオレターによると、
いや、ビデオはデンマーク語なのでわからないので
ついていた文章によると
セットプレイの守備の練習をずっとやったらしい。
さて、その効果はあるか。
というか、あれ。


3 件のコメント:

フラニー さんのコメント...

法隆寺展、見たいです。うらやましい!。偶然にも先日、数年ぶりに山岸涼子の「日出処の天子」を読み返したところです(漫画はほとんど読まないのですが現実逃避したかったので)。歴史に詳しい方や聖徳太子ファンの方から見ればありえない内容でしょうけど、ここまで想像を膨らませるなんてすごい。前半は厩戸皇子のスーパーヒューマンぶりに陶酔。でも後のほうになると人間関係がドロドロしすぎて読むのがつらくなります。
厩戸皇子のようなかたがフラムにいれば・・・。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

まあ!
わたしは「日出処の天子」から古代史の世界に導かれた人なんです!
歴史的にはありえないんでしょうが、「聖徳太子伝歴」などの、神秘的伝説とオリジナルなアイディア(ドロドロの人間関係)を見事に融合させて?いて、もうすごくはまりましたね。馬屋古女王の話もつらかった…。
それから、歴史書をたくさん読むようになり斑鳩にも何度行った事やら。お墓参りもしました。
皇子は、蹴鞠とかやってたんでしょうね?
謎に包まれていて、もしかしたら存在していなかったかも、という点では、コスタス……?

フラニー さんのコメント...

まあ!まあ!そうだったんですか。
「日出処」ほんとに面白いですよね。
ついフラムの人たちで配役を考えちゃったりして・・・毛人はブレーダ、馬子はマガトでいいとしても肝心の厩戸王子は?ルックス的にはウィルが近いかしら。
しかし布都姫のどこがそんなにいいの?

コスタス、幻のストライカーとしてフラムの伝説的な存在になりそう。