お墓参り

やっと梅雨らしい雨が降って
それが上がった日、
近所では有名なあじさい寺に行ってきた。

晴れすぎては趣がない、と思っていたので
ちょうどいい感じ。
涼しいし。

細い道を選びながらちょっと迷いながら。

およそ１時間くらい歩いて。


到着。
千光寺（曹洞宗）。

前回訪れた時に果たせなかったことを今日こそは。

数日前から、「あじさい祭り」が始まって、
入場料２００円を払わなければならなくなったが仕方ない。

広い敷地に約５０００株のあじさいが植えられている。
まだ、５分咲きくらいかしら。

実は、あじさいって、それほど好きじゃないの。
わあ～きれい、とか、思ったこともない。
ごめんなさい。

では何しに来たかというと、この階段を登るため。

前回訪れた時に、うっかりと（＋疲労のため）
登らなかったこの階段の先に
征西将軍懐良親王の陵墓があるのです！


てすりがあってよかった。
階段も、幅があってゆったりと登れる。
「将軍山公園」というくらいだから、
きっと、見晴しよく快適なピクニック広場みたいなのが
あるんだろうなあ。
ゆっくり座って休んでから降りればいいね、と
がんばりました。

登り切りました！

おお、目の前にあるのが御陵なのね。

しかし、はあはあと息を整えるわたしの視界には
広場も、ベンチも、展望台もない。
ただ、地面が広がるだけ。
それも、東京ドーム１万分の１（テキトー。すごく狭いという意）
くらいで、なんなのよおお。

でも、まあいいや。御陵はあるからね。

これが御陵なのか。石が積んであるだけだが。
石の隙間に、ペットボトルが…。
なんてことを。

立派な玉垣を作ってくれてありがとう、わが市よ。
でも、その後の世話がよろしくない。
何、この、荒れ果てた雰囲気。
というか、お寺さん、ほったらかし？

ここだけではないのよね。
少しばかり地元の古代遺跡めぐりをしていたら、
ホントにわが市はそういう点においては情けない。
お金がないんだろうね。そして、情熱がないんだろう。
古墳を蔑ろにしていたと、議員さんに責められた自治体のニュースを
見たけれど、それよりひどいよ、わが市。
責めてくれる議員さんがいない。
悲しい。

眩い光が現れてるけれど、心霊写真ではありません。（才能ナシ）

とぼとぼと降りてきて、本堂で休むことにした。

畳に座ると落ち着く日本人。
ご本尊は、遠くて暗かったけれど、釈迦如来のようだった。
本堂では、あじさい園のそこここに置いてある仏像作家さん
（名前覚えられず→書き留めなさいよ）の
絵の展示会が行われていた。（販売もしていた。）
おみやげに、うちわや絵葉書もあって
かわいい地蔵さんのうちわ（５００円）を買おうと思ったけれど
お寺の人が見当たらず、やめた。
商売っ気があるのやらないのやら。

お釈迦様をじ～っと眺めていたらいつの間にか、
穏やかっていうか、ヒーリング風な音楽が流れてきていた。なんなの。
本堂には、他にも名もなき仏像が並んでいた。
こんな方もいた。誰？

ちょっと元気がでた。

その後、道の駅によって野菜を買って帰った。
結構歩いたけど、痩せないのだよなあ。
悲しい。