2015年10月23日金曜日

美の国日本



リーズに引き分けさせてもらって
ほんとなんなんだよおお、と辛かったので
お出かけすることに。
でも候補はあんまりなく。

ここ。


















「美の国日本」という展覧会が少し前から始まっていて、
正倉院の宝物も来るという。

動く歩道の壁にプロジェクションマッピングみたいなの。
創立10周年記念かしら。
真ん中にいるピンクの物体はカメラを掲げるわたしです。
色々な映像があっておもしろかった。



















10時半くらいに着いたのだが、すでに、帰る人々もいて大盛況。
















メインスターさんは教科書でも見た、螺鈿紫檀五絃琵琶。
展示場所には長蛇の列。
並ぶこと10分程。近くでまじまじと眺めた。
が、それほどでもなかった。
螺鈿はキレイだなあとは思ったけれど。
正倉院からはほかに、聖武くんのひじかけとか
鳥毛篆書屏風とかが来ていてそれらもなんだか。

まあわたしのメインは法隆寺から来られた多聞天さまなので。





















お寺では暗い金堂の片隅にいらっしゃるのを、
遠くから眺めるだけなので(いや、それでいいとは思うのだけど)
近くで見られるのはすごいよ。
衣の、ひじのあたりやズボン?の裾のフリル使いがおされ。
邪鬼が素直にひれ伏しているポーズが横から見るとすごく辛そうで、
ご愁傷さまな感じ。
3方向から眺められるようなガラス箱だったので、
3方向でしゃがみこんで見ていた怪しいおばさんはわたしです。
トリちゃんが作ったんだね~としみじみした。

書の展示も多かったのだけれど、三跡のひとり、
藤原佐里の「詩懐紙」があって
でも字より、七言絶句なのに7文字ずつ書かないんだ~と
びっくりした。
字としては空海のが好みかな。

でも、グッズもたいしたことなく、
恒例のガチャガチャもなくて
なんなんだよぉ~とちょっぴり怒りながら
降りてきたのだが(特別展示会場は3階くらいのところにある)
ふと、見回すと、この博物館、
結構ユニークな建物ぽいのに気付いた。
今更ですが。
木材がふんだんにあちこちに使われていて
右側の木造建造物も、ただの飾りだし。





















でも、訪れる人が望むのは建物の美ではない。よいグッズだ!(違…)


反対側から見た。
どうしてこんなへんな建物にしたのやら。



















今日はエスカレーターではなく階段で降りて行こう。




















この日も夏日だったけれど、少し紅葉してるね。
寒いのはいやだけど、今年の暑さはちょっと異常。







ところで、九博に来る時、わたしは前売り券を買いません。
参道にあるお店で前売り券を売ってくれるから。
わたしはいつもこのお店で買うの。
和菓子屋さんなのだけれど、
おいしい干菓子をおまけにつけてくれるんですよ!


















今日はお誕生日なので、家族へのお土産としてここで買ってみた。
九博の半券を持っている人へのサービスもあって、
「ミニ梅守」もらった。ありがとうございます。
10月なので、ハロウィンかぼちゃ干菓子もあったよ。

















半券サービスはあちこちのお店でやっているのでご利用くださいね。


ああ、でも展覧会の常で、展示品が変わるのよね。
このチケットの、神護寺の釈迦如来像は11月10日からなんだ。
これは集客のための策略なのか。
アコギだぜ。





3 件のコメント:

フラニー さんのコメント...

すてきなお誕生日になりましたね。おめでとうございます。
あの多聞天、トリの作品なんですね。タイムマシンて過去に行けるならあの時代に行ってみたい!(ほかにも行きたい時代はありますが)。
和菓子屋さんの看板がすてき!やっぱり日本っていいですね。お天気もいいし。

mahluf さんのコメント...

九州国立博物館、できた初年度に行ったことを覚えています。なつかしい。

建築には賛否両論あると思いますが、なんでこういう形の建物に、という疑問を引き出した時点でアートとしては機能していると言えるかもしれませんね。
場所も太宰府の地、天満宮の隣に作って地形を活かそうという発想はよいな、と思いました。

新しく作って展示品を充実させるのは大変でしょうけど、他の国立博物館とは違う存在感を出し続けてほしいです。

参道は良い雰囲気ですよね〜また梅ヶ枝餅を食べにいきたいです。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

フラニーさん

ありがとうございます。
今頃、法隆寺金堂では残りの3天王さんがお釈迦様を守っているんですね。
わたしもあの時代には行ってみたいですが、言葉が通じないかも?
9月には「大英博物館展」に行ったのですが、ちょっと期待外れでした。もっと、おどろなミイラに来てほしかった……。


mahlufさん

山を切り開いて?建ててあるので、たどり着くまでの長い道のりもワクワク感を盛り上げてくれるのでいいですよね。
館としてのイチオシは「針聞書」みたいです。いいグッズもあります。

ぜひまたおいで下さいませ。観世音寺での見仏もお勧めです。