紅葉迷路

今年の秋はとても暖かかったので
紅葉の見ごろが遅れていた。
かと思いきや、早めにやってきている地域もあったり。

今年はどこに行こうか、と考え、
昔、見仏に行ったことのあるお寺が
紅葉でも有名だと知り行ってみた。
仏がけっこう印象的だったので紅葉がはずれでもいいか、と思って。

かなり前の話でごめんなさい。

１１月１５日。

最寄りの前原駅からはコミュニティバス。
９人乗り！満員。

山の中腹にある雷山千如寺。

やっぱり残念だった。
この日の少し前に雨が降り、葉が落ちてしまったらしい。
県指定天然記念物樹齢４００年の楓。

なので、仏を堪能する。
階段をたくさん登ったところにいらっしゃる。聖林寺みたい。

前回（１０年以上前）行った時にはなかったような気がするのだが、
参拝者数十人ごとにまとめられて、お坊さんのお話とお経を聞いて
雷山観音とお会いするシステムになっていた。
ほおお、まるでテーマパークのようだ、と思ったけれど
はじめて聞いた法楽太鼓がとてもすてきだった。
その後、雷山観音をすぐ前で見られるの。
下から見上げる感じ。
でも、見仏としては、こんなに近くで見られることはあまりないよね。
大勢の人がいたから数秒の出会いだったので
今度は、紅葉シーズンオフの時に行ってみよう。

本尊十一面千手千眼観世音菩薩。
一丈六尺＝ものすごくデカい。




五百羅漢も。

心の字池を眺め。




境内のあちこちではまだキレイな紅葉が見られた。
山の中感、でてる。

帰りのコミュニティバスも来た時と同じメンバーで
ひとりのおばさまが「雷山バスツアーみたいやね」と
思わずつぶやかれたので、ひそかにクスッと
笑ったわたしでした。





------------------------------------------





そして、１１月１９日。

ご近所の高良山。
麓から見ても、まだかなあ、と思ったけれど
雷山は遅かったしもしかして、と思い行ってみた。

二の鳥居。
これは人用の参道。さあ、登るぞお！

こんな道が続く。

木々が緑……。



参道で一番の紅葉の名所にたどり着いたが。

キレイな緑！

うう悲しい。


ここの落ち葉だけ若干色づいていた。

でもなんとか登り終え。
高良大社（筑後国一之宮）にたどり着いたよ。

いい眺め。

疲れたよ～。
なぜかこんなところにあるブランコで休む。

人用参道は暗かったので紅葉化が遅れているに違いない、と思い、
帰りは車道を下りることにした。楽だし。

あったわ～！キレイ。

でも、ほぼここだけ。
やっぱりまだ早かった。

それでも、この山は長い歴史を持っているので
色々な見どころがあるのだった。
パワースポットとしても有名らしい。


歴代座主の墓地。
車道から、ちょっと奥まった、アップダウンを越えたところに
ひっそりと。

神籠石（国指定史跡）。
本殿から山裾までおよそ１５００ｍにわたって、
１３００個の石が連なっているそうで。

他にもお墓みたいな石の碑があちこちに。

礫山古墳。

たくさんの寺社があったそうで。

車道の坂もけっこうきつかった。
走っている人がいたり、
ロードバイクで登っているサイクリストもいた。


ふらふらともよりのＪＲの駅前にたどり着いたら。

横道遺跡。石棺。
この区域で発掘されたものを、駅前の広場に移築していた。

遺跡ではないけれど、空き家になっていたアパートが
なかなかステキだった。
田舎とはいえ、駅前のいい場所なので、
高層マンションみたいなのが立つのかしら。

ようやく、４、５日前位から、冷え込んできた。
毎日山を眺めているけれど
少しばかり、赤い木々が見られるようになったので
また、近々出かけることにしよう。
でも、行ってみたらもう遅かったりして。
タイミング悪い人だからね。
まあ運動と思って。
鳥栖あたりから、忌まわしいニュースが聞こえてきているので
気晴らしもしなくちゃだわよ。