2017年5月2日火曜日

ロンドン(その他の博物館など編)


<  さて、旅行記再び >




3月7日(火)。
リーズ戦の前にいろいろ観光した。

まず、開館時間に合わせて早起きダッシュで
サー・ジョン・ソーン博物館に行った。




















建築家ソーン卿が集めまくった大量の美術品を
展示してある。
しかも自宅なの!
7万5000点ほどもあるので、
なかなかごちゃごちゃとしている部屋もあって、
こんなに小さな博物館にしては職員がすごく多い気がした。
でもみなさん、親切だった。
入場料は無料だけど、パンフレットを£5で購入。

内部は写真不可なのでそのごちゃごちゃ感は伝えられない。
ので、一度絶対行ってください。おすすめです。
わたしは、所蔵品の、
ホガース「放蕩一代記」(A Rake's Progress)を見たかったの。
というのも大好きなキャラヴァンのレコードジャケットに
その中のひとつ(The Orgy)が使われていたので。
これです。












美術のことは全くわからないので
好きな画家もいないけど
この絵はすごく心に残っていたので、
今回ホガースだけは見て帰ろう(多分最後だし)と
決心していたのだった。
そのホガースの絵はピクチャールームにある
上手に作られた戸棚の中に収められていて
お客さんがある程度集まったら、
係のおぢさんが厳かに開けてくれるのです。
扉が開けられて、その絵が出てきた時は
思わず、おお、と口の中でつぶやいてしまった。
感動…。
すごく小さな(6畳くらい?)のお部屋で
間近にじ~っと見られてちょっと鳥肌。

そのほかにもいろいろと面白いものがあり
とても楽しく拝見して、
ホガースの絵葉書セット(8枚£6)を
買ってるんるんと次へ。


この博物館があるのは、
リンカーンズ・イン・フィールズというところで
ロンドンにある4つの法曹院のひとつ
リンカーン法曹院がある。
































C・J・サンソムの小説の主人公、シャードレイクが
所属している(という設定)。
16世紀チューダー朝にこのあたりを
法服を翻しながら苦悩しつつ歩いていたのだ、と
ちょっとしみじみした。
(4作目の発売早く、集英社さま!)

道すがらにこんなものが。
















法曹関係者用のかつら屋さんではなくてパブの飾り。
くすくすしながら次の目的地。





















ちょっと入っていいのかしら?感があったが、ずんずん。

やってきました、テンプル教会

















テンプル騎士団の本拠地だったところ。
円形教会であることでも有名だそう。
ダヴィンチ・コードやハリー・ポッターのロケも行われたのよね。
曜日によって開いている時間が異なるので
HPで確認してね。
オルガン演奏がある日もあるよ。
教会前広場はひっそりしていたので
この扉の向こうもそうだと思ったのだが。
















さすがに有名観光地。
大勢のお客さんがいた。
まあ、場所柄みんなひっそりしていたけれど。
入場料は£7。


































テンプル騎士団の騎士たちも眠っています。





















安らかに。



この敷地には4つの法曹院のうちのふたつ、
ミドル・テンプルとインナ・ーテンプルがあるのだけど、
時間がないのでもう失礼します。

すぐそばのロイズ銀行の建物。
上からこんな人?に見下ろされるって。





















彫刻的装飾もいいけど、
ロイズ銀行看板下の
鋳鉄細工もすてきです。

今回はしばしば上を見上げて楽しかった。



さて次はコートールド美術館
小さいながらもいい感じという定評のあるところ。
入場料£7。
サマセット・ハウス内にある。

















わたしは、ルソーの「Toll Gate」を見に行った。
(わたしが写りこんでいてダメ)




















































建物自体もすてきです。

































お客さんも少なくてゆっくり鑑賞できた。

ここのカフェで一休み。

















せっかくここまで来たので
ちょっと川を見ておこう。
ウォータルー橋から東方を見る。
右側にさらにヘンなビルができつつあるようで。


















ここから歩いてコヴェント・ガーデンに行くことにしたのだけれど
ライシアムの前を通ってまっすぐ行けばいいのに、
なぜかどこかで曲がって迷ってハッと気づいたらなんと、
フリーメイソン・ホールが!
図書館と博物館を見学することができて
ツアーもあるそうなのだけど今日は時間がないので。




















うろうろしていたら
セヴン・ダイヤルズに到達した。




















この、矢に刺された鹿?は何の意味なのかなあ。
調べたけれどわからなかった。





















そしてなんとかコヴェントガーデンに。

















さすがにお客さんがたくさんで、
大道芸人さんたちもちらほら。





















その昔、ここで古着の燕尾服を買ったことを思い出した。
1度しか着ていないけど。


目的地はこちら。
ロンドン交通博物館
















の、ショップ。
ここにはわりかしいい感じのおみやげがあると思うの。
バッジやミニ鏡、絵はがきなどを購入。
マグカップもいいのがあったけど重いからなあと断念。
次回!


疲れたのでコヴェント・ガーデンから地下鉄に乗って
チャリング・クロスへ。
うっかり階段を使ったらけっこうあった。
通路の壁などがおしゃれな駅も多い気がする。

















降りて来たらこんな表示があった。
上にもあったのかしら。気がついていたらリフトを使ったはず。


















チャリング・クロス駅の壁はこんな感じ。
右端の文章を読めば謂れがわかるのだろうけど。

















トラファルガー広場にやってきた。

































ナショナル・ギャラリーでホガースさんの絵を見るんだ。
入場無料。

















没落貴族の息子と裕福な商人の娘の政略結婚の悲劇を
シニカルに描いたという6枚連作の「当世風結婚」。


















多くの美術館博物館で写真撮り放題なのは素晴らしいけれど、
わたしにはいい写真が絶対に撮れないというのが、
そろそろわかってきたぞ。
心のカメラにしっかりと収めておきなさい、ということでしょう。

でもあと1枚。
ルソー「Surprised!(熱帯嵐の中のトラ)」






























それから、キリスト選手のバナーを持つ女子ファン、
みたいなかわいい絵があった。





















聖ヴェロニカが刑場に向かうキリストの汗をふいたら
その布にキリストの顔が印された、ということらしい。

その向かう姿がこちら。
ぼけててひどいな。すみません。
でも、実際に見た時に
「おお、じゃ行ってくるぜ!あっちでいいんだよな」と
言ってるみたいでちょっとおもしろかったの。




















でも、
メル・ギブソン監督の映画「パッション」を見た時の衝撃
(拷問がひどくて辛かった)を思い出したりもして。


駆け足だったけど、楽しかった。
けど疲れた。
博物館3連戦はやっぱり疲れます。
作戦ミスかもだが、時間がないからなあ。

外に出たら、銅像(誰?)の頭に鳥さんが。
かわゆい。

















もう帰らなければ。
恐ろしいリーズ戦だよ!
リーズ戦の模様はこちらでね。




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