2014年8月14日木曜日

広島ミーハー的顛末




さて。
今日一日、寝たり起きたり。
相当疲れていた模様。

あんな風に負けると
疲れも増すのかもだけれど
嬉しいこともあったので
もう試合の悔しさは忘れている。
ので、単に、年のせいだと思われる。



会場の広域公園第一球技場へは
アストラムラインで行った。
市内中心部からけっこう、遠いんだ。
そして、駅から広域公園までは上り坂が延々と。
広域公園の入り口から会場までも、また上り坂。
はあはあと登る。
山を切り開いて作ったのね。
サンフレッチェのスタジアムもここにあるので
ファンは大変だなあ、と思ったけど
試合日にはシャトルバスがあるのらしい。

わたし時計では、合計20分くらい登って
やっと到着した。
3時過ぎくらいで(試合開始は4時)、
お客さんはまだ50人位しかいなかった。
最終的には数百人はいたのかな。
サッカー少年の団体がいくつも来ていて
中には、課題を与えられているのか
プリントに何か書き込んだりしていた。
このユース大会は広島のサッカー少年にとって
いわば、あこがれの大会なのでしょうね。

第一試合は広島県高校選抜 vs マルセイユ。

まあ、わたしの興味は、
いつ、フラムの少年たちがアップに
出てくるかなあということだけで。
アウェイ側の一番前で待機。

そうしていたら、そばにいた
2人組の少女が、観客席の一番前の手すりから
下を見下ろしては、きゃあきゃあと騒いでる。
「イケメン!」「かっこいい!」みたいな声が
聞こえる。手も振っている。
これはフラムの子に違いないと思って
わたしも見下ろしてみたところ
ラヴィン・シャムシくんとジェンツくんが
座っていた。
シャムシくん、なんとわたしの方にも
手を振ったのだった!
わたしにとは思えずうしろを振り返ったけど
それらしい人は誰もいず。
喜んで振り返してみた。

マルセイユ戦を観戦中の少年たち。
























そうなのよ。
わたしは、この機会にフラムファンと出会えるかも、と
期待していたのだけれど
いや、多分、いたのかもしれないけれど
フラムシャツを着た人はいず
Come on Fulham!!と叫ぶ人もいず。
おまえが叫べよ、という声が聞こえますが
おばさん、小心者なんです。
大きな声を出せる自信もなく
ただただ、失点を続ける少年たちを
悲しく見守っていただけ。
フラムのいいプレイで拍手するのも
わたし一人みたいな感じで
回りから「かわいそうに」と思われていたのかも。
バナーを作って行けばよかったと
気づいたのだが後の祭り。
ビリーを連れて行こうと思っていたのに
忘れたし。
色々と悔やみました。
ごめんね、みんな。
でも、心の中では一生懸命応援していたのよ。
次の機会にはがんばります。



出来の悪い写真で振り返ろう。
いいカメラがほしい。
(クリックしてもらうと少し大きくなるはずです。)

ピッチ悪いけど。




















試合そっちのけで、ウォーミングアップに注目。


レドフォードくんは怪我なのか参加せず。寂しそうにしていた。



















GKのウォーミングアップ




















今日はサードシャツ




















サンフレッチェサポーターは太鼓を持ちこんで応援




















CKのチャンス。チャンスはわずかだった。




















試合途中から点灯。この光の中で、赤いシャツがすごくきれいに見えた。






























試合終了。がっかり。




















試合の模様は、RCCのサイトで見られます。

まだわたしには見る気力はないけれど。


でも、おかげで先発メンバーは判明。

ノーマン
エドゥン
アデバヨ
ジェンツ
フォシー
ナーベイ
シャムシ
ドラン
ウォーカー
ハンフリーズ
ヴィジネスキー

(発音はテキトー)

ほとんどいいところはなく
サンフレッチェが素晴らしかったのだけれど
キャプテンのLBエドゥンくんの
攻め上がりと
シャムシくんの早さが目を引いた。
シャムシくんの早さには
そばにいたサッカー少年たちも
びっくりしていたよ。

キーン監督
















監督は、前半が終わった時に、
下がって来るレフェリー陣に向かって
自分のシャツを引っ張りながら
「Ref! Unbelievable!」と文句を言っていた。
ずっとテクニカルエリアにいるのではなく
時々出てきては、長々と指示を出していた。
いいプレイの時には拍手をしていた。



試合後に表彰式。
3位までトロフィがもらえるのだが。

ひどい試合だったので、みんな不機嫌。


キャプテンノーマンくんが3位の賞状とトロフィを受け取る。




















最下位のマルセイユの選手たちが陽気だったよ。
表彰式前には、サイン入りサッカーボールを
客席に投げ入れてファンサービス。拍手。


始めて日本で見たフラムの試合が
こんな結果になって
手すりにもたれて
どんよりとしているわたしだったのだが
ふと、下を見ると
GKコーチのベッティネリ・コーチが
わたしを見て、にっこりしてくれたの。
わあ、と嬉しくなってぺこり。
少しだけ、気持ちが軽くなった。
こんなのなんでもないよ、と言ってくれてると
深読み。
ありがとうございます。



表彰式も終わり、広島勢がわーわーと
喜んでいるのを横目で見ながら
クーリングダウンに出てこないかなあと
少し待っていたけれど
出てこなかったのでもう帰ろうと
外に出た。
そしたら、バスが止まっていて
フィジオのベッティネリねえさんがいた。
まあ、これがフラムのバスなのね。
既に何人か乗っている。
久しぶりの出待ちをしようかなあ、と
迷った。
そのへんにいたのは小学生の5、6人の団体で
「アイ ライク フラムって言うんだよ」
「アイ ラブの方がいいよ」
「そしたら、おおってなるよ」
みたいな会話をしている。
こんな子供に混ざって出待ちっていうのも
恥ずかしいなあと思いつつも
諦めきれないミーハー魂。
そうこうしていたら、20代の男性が来たので
ちょっと勇気づけられて(おい)
待つこと数分。

「アイラブフラム」「何かちょうだい」(←あっぱれ)と
口走る少年たちをすり抜けてきた
スティーヴ・ハンフリーズくんを発見。


写真で見てたよりかわいい❤


























そして。

He's Iranian♪ ラヴィン・シャムシくん























彼は、少年にブーツを上げたらしい。
「スパイクちょうだい」のお願いに
最初は拒んでいたようだったが負けたのね。
優しい子。

その後出てきたサンフレッチェの選手に
「外人はスパイクをくれたよ(だから何かくれ)」と
言っていた少年たちの将来が心配でもある。


で。

マグナス・ノーマンくん






















だんだんアップになっている。(そしてぼけてきている。)
ものすごく暗かったのでキレイな写真ではないけれど
みんな、カメラににっこりとしてくれるのだねえ。
あんな試合の後でもね。
ありがとうございます。

マグナスがすごく大きかったので
思わず「背、高いのね~!」と
言ってしまった。(調べたら191cmなのだった。)
写真撮って、「今シーズンがんばってね」と
言ったら、なぜか、彼の右手がわたしに回されて
え?ハグ?ハグなの?とびっくりして
なす術のないおばさん。
いや、それ以上の事はなく
ちょっとひっついただけなのだけれど
この、ファンサービスはなんでしょうか。
恐るべし、17才。


キーン監督も子供たちにねだられて
何かあげていた。
そのキッズパワーのすごさに負けて
「来てくれてありがとうございます」が
言えなかったわ。

でも、フットボーラーって
ホントのファンはもちろんだけれど、
こんな一見さんにも上手に対応しなくては
いけないのね。
えらいわ。
でも、試合でもっとがんばりなさいね。

そして、去っていくバスを見守り
(わたしに手をふるシャムシくん。どうも)
今度は、下り坂20分なのだった。
下りも結構きつかった。
それなのに夜景は300円位。
もう2度と来ないぞ。

前日に鳥栖がここで負けているので
わたしの中では、広島相手に2連敗で
悔しいのだったけれど
かわいい少年たちのおかげで
少しは忘れられる。
ミーハーの特権。

新シーズン、がんばろうね!




6 件のコメント:

d.k.y さんのコメント...

観戦お疲れさまでした。結果はアレでしたが、天晴れな観戦記録ありがとうございます。
サンフレッチェ、やっぱり育成強いんかなあと思いながら、フラムシャツの人がいなかったのは残念でしたねえ。

そして少年たちの将来が心配。。。でも将来高く売れたりして。。。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

いやいや、ミーハー丸出しでお恥ずかしいかぎりです。
d.k.yさんのラッキーチャームぶりとは違って、わたしが見てるとフラムは負けるんです……。

本来ならU18の選手が上に上がっているので、ベストメンバーじゃなかったとも言えるフラムですが、サンフレッチェ強かったですね。
悔しい思いをしていい経験になったでしょう。立派に育ってほしい。けどそうなったら、売られていくのですねえ……。

フラニー さんのコメント...

きゃー、きゃー、うわー、うわー!スマイルにハグ!!広島まで行ったかいがありましたね。試合結果はナンですが、きっとみんな日本に行って色々見てそれだけで舞い上がって疲れていたのかも。広島に花を持たせたってことで良いのでは。
素敵なお写真。みんなかわいい!しかし選手にモノをねだる、ってすごいですね。普通は写真やサインだけでもすごくハッピーなのに。シャムシくんとはペルシア語でお話したんですか? 遠い日本なのに、U18なのに、フラム・ファンが応援に来てくれてきっとみんなうれしかったでしょうね。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

ツイッターをやっている選手の話だけですが、やっぱりこんな見知らぬ国に来て、ホームシックになっていたりもしたようです。高校生ですものね。ちょっとかわいそうにもなりましたが、一流選手になるにはこんな経験もしないといけませんよね。
結果には相当悔しそうでしたから、一層がんばってくれるでしょう。

はっ、ペルシア語なんて思いつきませんでしたよ。不覚(-"-)。ほんと色々と作戦不足でした。猛省。
次のチャンスがほしいです。

子供たちのおねだりはちょっと恥ずかしかったですけど、彼らは慣れている感じでしたね。気持ちもわかる部分はあるのかも。
サンフレッチェの選手なんか、「ごめんね、時間ないから」と上手にあしらってましたよ。恐るべし。

フラニー さんのコメント...

シャムシくんはイラン系イギリス人なんでしょうか。アカデミー特待生だかの発表のニュースに「オックスフォードの子」って書いてありますね。するとペルシア語はあんまりできないのかも。
ホームシック、わかりますね、なんとなく。大人になっても遠くに行くと「わ~い、こんな遠くまで来ちゃった。すごーい」っていう興奮と「こんなとこまで来て、なにしてんだろ、わたし・・・」みたいな心細さがないまぜになったような気持ちになりますもんね。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

オックスフォード出身みたいですね。でも、契約した時の写真を見るとご両親はイランの方みたい。かわいい弟くんもいます。

わたしも、プロレスギャル(死語)時に、あちこち行きましたが、ホテルでひとりになるといつももの悲しい不安な気持ちになったものでした。
ホームシックで、クラブを去る選手もいるくらいですものね。