2014年8月15日金曜日

ヒロシマ



人生で2度目の広島。

初めて行ったのは
少女の時で、ディープ・パープルの
コンサートだったのだが
特に観光もしなかった。

でも、今回は
写真でしか見たことのなかった
あの建物を見なくては、と思った。

立派な路面電車に乗って。

















広島は川の多い町なのね。
川を見ると落ち着くわたし。

でも。





電車の窓からその建物を見た瞬間から
胸が一杯になってしまった。





























































かつての姿


















こんなに赤レンガの建物だったのは知らなかった。
コティジのファサードを思うわたし。



川の、結構汚い流れを見ながら
平和祈念公園へ向かう。
ここから、宮島へ向かう船も出ている。
ものすごくそそられるけれど、時間がないので
後ろ髪(ないけど)引かれながら進む。



広い敷地内に、平和を願う色々な
彫刻やモニュメントがある。

原爆の子の像
























安らかに眠って下さい。過ちはくり返しませぬから。



















合掌。



その後、資料館へ。
2日前に、フラムの少年たちも訪れていた。

たくさんの衝撃的な資料があり、もう辛い。
少年たちも、何かを感じてくれただろう。

被爆後の町。何もない。





















それから、爆心地へ。

島外科























ちょうどガイドさん付きの団体さんがいたので
こそっと近寄ってお話を聞いた。
被爆した当時の話。涙。
今もここで、家族の方が病院をやっている。








ぐすぐすしながら、本通り商店街へ。
これも、少年たちがたどった道。
ミーハーとしては王道ですかしらん。

そろそろ、お昼ごはんの時間。
ちょうど、坦々麺にはまっていたので
広島で今ブームの汁なし坦々麺を食べよう、と
色々調べていたのだけれど
この時点のわたしのおなかは
それは無理!と言っていた。
超早起きと暑さと原爆で色々弱っていたのかも。

日本そばが食べたいなあ、と本通りアーケードを
歩いていたら、
まあ!大戸屋だわ。






















帰りまテンとかで見ていて
すごく行きたいと思っていて
でも、近所にはないので、
いつかどこかで、と
思っていた店があった。
迷わず入店。
キレイな店内。丁寧な店員。
ジャジーで静かな音楽。
店内で、お料理の写真を撮れるほど
練れてないので写真はないけど
「真鱈と野菜の黒酢あん定食」を
いただきました。
わたしは鱈好き。
おいしかったけど、ボリュームありすぎ。


それから
気持ちを試合モードに入れ替えて
アストラムラインに向かうわけです。
そして、エディオン坂にへこむ。
ひどい試合に更にへこむ。

でも、行ってよかった。
あんな試合でも、生身の少年たちを見られたから。
色んな表情を見られたから。
彼らのおかげで、ヒロシマに来られた。



帰りの新幹線待合室に
広島カープのファンが大勢いてびっくり。
新幹線で見に来るんだね。
ひとさまのことは言えないけれど。
老若男女、みんな、選手の名前入りの
赤いユニフォームを着ていて。
ああ、うらやましい。

次回は、シャツを着て集まりましょう、
フラムファンのみなさま!






2 件のコメント:

フラニー さんのコメント...

ドームの写真に胸を打たれました。わたしはまだ行ったことがありません。ちょっと前にイギリス人の男性が「資料館を訪れて涙が止まらなかった」とラジオで語っていました。日本人でなくても実際に眼にすれば悲惨さをわかってもらえるんですね。世界中の人たちが原爆の恐ろしさをまだ理解していないと思います。言い分が通らないと武力に訴える人間の愚かさもいい加減に変わってほしいものです。
先日、平山郁夫画伯の自伝を読んで、九死に一生を得た被爆の体験や原爆症と戦いながら制作を続けたようすに涙しました。
平和な時代の日本に生まれた私たちは本当に幸運です。

スタフィがお団子のせいかガンダーラの仏像に似ているような・・・。FBに写真をアップしてみます。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

外国の方も大勢来ていらっしゃって、みなさん、熱心にみてらっしゃいました。わたしは、修学旅行で長崎に行き、その時もずいぶんショックを受けたのですが、普通に暮らしていると忘れてしまうものなんですね。恥ずかしいです。世界中の人に、特に、エライ人たちに見てもらいたい。入場料は50円です。
でも、見ても何も感じない人もいるのかも。だから戦争は終わらない……。


仏像!そういえば、どことなく慈悲深そうな?やさしい微笑みと肉体美。