ビリー、建築探偵の（略）その２

今回は街に出かけた。
３月１７日、リーズ戦の前日、
不安を振り払おうと、気晴らしに。


出発はここ。
この時計はからくり儀右衛門こと
田中久重が製作した「太鼓時計」をモデルにしたもので
毎正時に時計盤が回転し、儀右衛門人形が現れて
何やらするらしい。まだ見たことはないんでごめんなさい。

てくてくと、ばあやが学生時代うろうろした町を歩いて。


アサヒコーポレーション。
大正５年頃、この場所に工場ができたのだけど、
これがその当時のものかどうかはわからない。
でも、きれいだね。

入れないので、川側に回って見物。
何か川岸で工事があっていて、近くに寄れなかった。ぶ～。

使われていない建物も。

ふむ。
なんだかつまんない。
じゃ、多分この町一番の洋館に行こう。


途中、お城跡のそばを通り。

石垣の上に普通のおうちが！

てくてく１０分位歩いて。

久留米大学医学部。




守衛さんがいたので、あんまりうろうろできなかった。
学校なので、部外者は入っちゃいけないもんね。


大学病院の方に行くと。
病院は建て替えられてしまったけれど、
この、昭和７年に建てられた時の正面玄関の一部が
保存されていた。

病院が残っているうちに探偵できたらよかったのにね。
ばあやは、たいていのことにおいて、遅すぎるキライがある。



う～ん、イマイチ。
でもしようがない。



次は。
石橋迎賓館（石橋徳次郎邸）。昭和８年建設。



今も迎賓館として使われているらしくて、
非公開なので門の写真を撮るしかないね。
イベントなどで公開される時もあるらしいから
ちういがひつようだ。

アールによわいばあや。

それから。
旧金文堂書店。
藤井フミヤ夫人の実家らしいけど、今はレストランになっている。
ばあやは高校の教科書をここで買ったって。
２階へ続く階段が趣あったような、って言ってる。

旧図書館。
ばあやは学生時代ここでデートしたことがあるって。
男運はその頃から悪かったのか？

今は新館でお世話になっています。



こんな、かっぱがゆるキャラな町らしいものも立っていて。

そろそろコースも終わりに近づいて。

国武絣倉庫。
久留米絣の品質向上に尽力した国武喜次郎が設立した
国武合名会社の倉庫。

側面は気安く看板設置に貸し出していて。

裏側は傘立てに。

今は若い世代ががんばっていて、若者も着られる洋服や
スニーカーなども作っているって。

結構いいんだけど、高いんだよね。



ばあやの母校にも行った。
結構歴史あるんだ。創立１８７９年だって。
はっ……
わ～、フラムと一緒じゃん！！
うかつなばあやは、たった今まで知らなかったよ。
母校の方を。情けない。
「わ～！運命だったのねえ！！運命！！！」と
騒いでいる。はいはい。

正門は明治時代のものらしい。

明治天皇がここに来られたのだけど
そのために建てられた行在所が残っていて
同窓会館として使われている。
ばあやたちは、卒業アルバムの写真をその庭で撮ったんだ。

この門の向うに行在所がある。

さあ、今回はこれでおしまいです。
ばあやのノスタルジーを別にしたら、イマイチだったねえ。
次はがんばれ。

梅も終わった、梅林で有名な梅林寺でみつけた
日本一立派な「来た時よりも」看板を見ながら、さようなら。