2015年4月3日金曜日

レトロに浸る




3月20日。
リーズ戦のテイタラクがあまりに辛く
遠出をすることにした。
とはいえ、一番近場で洋館を見られるあの港町なのだけど。
貧乏なもので。


まず、若松に。
ここには、古い建物ファンの愛する有名なビルがある。

折尾駅で乗り換えだったのだけど、
その乗り換えホームまでの道のりが果てしなく遠かった。
知らなかったので、門司港駅に並ぶレトロな駅舎、という
折尾駅の思い出を少し、と写真を撮っていたら
最後はダッシュするはめに。
もう2度と若松には行かない。はあはあはあはあ。
通路の天井。


















レトロで売り出そうとしているわりには、
駅に観光地図の在庫がなく
駅員さんがコピーをくれた。
でも、確かに、人通りも少なく、寂しい感じだなあ。
観光客、あんまり来ないんだね。
もっと、広報がんばらないと。

海岸への道をたどって。

旧古河鉱業若松ビル(大正8年頃)
























今は、市民に開放されていて
練習しているママさんコーラスの歌声や
オカリナの音が流れていた。売店もあった。



階段のてすり。らぶり。






















石炭会館(明治38年)
























杤木ビル(大正9年)



階段のてすり、かわいい。





















この旅では、階段があちこちステキだったよ。





さあ、有名な上野ビルに来た。


















今も、会社や雑貨屋さんなどが営業している。



































































有名なビルだけれどけっこうボロボロで
ここで営業しようとするのは結構チャレンジャーかも。


若戸大橋を間近に見て。


















対岸に渡ろう。
ちょうど船に間に合ったので駆け込み乗船。100円。

















橋の下をくぐり、4分位で戸畑に到着。
たまに船に乗るのは楽しい。綺麗な船だった。






















ここから門司港に向かいますよ~。
戸畑駅まで徒歩6、7分。電車に乗って門司港駅へ。




さて、門司港レトロの入り口、門司港駅なのだが。
今、修理中で、駅舎は覆われていて
その前にあるトイレが、レトロがんばってます。





















覆われた駅舎横にデッキが作られていて



















現場をチラ見することができるよ。



















まず、旧門司三井倶楽部へ。(大正10年)



















中にカフェあります。門司港名物焼きカレー食べられます。


桜みたいなこの花はなんだろう。白くて満開だったのだが。キレイ。






















旧大阪商船(大正6年)























ホームリンガー商会(昭和27年)
















かわいい。今も営業中。



























旧門司税関(明治45年)



















展望台あり。それだけ。
つまんない。


はね橋が上がる。
このピンクの船は湾内クルーズ船。


















じゃ、ごはん食べよう。
迷ったのだけど、地ビールって言われたら行くしかあるまい。





















観光客らしく、焼きカレーと地ビールで。まあまあだった。






















それからは、ちょっと離れたところへ探検。

出光美術館。古い倉庫を利用しているらしい。


















その途中で、レトロ駐車場という看板を見て、
何にでもレトロってつければいいもんじゃないだろう、と
思ったのだが。















古いレンガの壁を利用していたんだね。























レトロじゃないけど、かわいいポンプ場。



















大正11年頃建てられた岩田家。
レンガの壁は防火壁なんだって。


















門司電気通信レトロ館
(大正13年)




















北九州銀行(昭和9年)


















ここは、なんと消防署。しかも訓練所でもあるらしい。





























消防車は普通(あたりまえ)。






















新海運ビル。ここも雑貨屋さんや事務所が入ってる。
こちらは駐車場側で、道側は濃いねずみ色に塗られてる。




























































旧大連航路上屋。(昭和4年)
門司港の国際旅客ターミナルとして使われていたものを
修復したのらしい。



















さすがに広い階段。ここを上がると
























デッキが。 右側が海。
























外から見るとこんな感じ。

















アール・デコだそうで。キレイ。






















門司郵船ビル。(昭和2年)
レトロマップに載っていなかったんだけど
駅前をうろうろしていたら、見つけた。

















玄関を入ると。ドアはショーウィンドーになっている。




























































当時のリフトだって!でも中の箱は網じゃなかった。ちぇ。

















2階のリフト前。





















お店や会社が営業中。

















壁から出ていたんだけど、もしかしてガス灯?

















最後にいいものを見た。
赤レンガの建物より、こういうものの方が好きみたい。



黒川紀章氏設計の高層マンションもある。
名前は「レトロハイマート」。
なんだかなあ。




















顔出し看板を見ると、一人旅の寂しさを感じるね。

















おみやげにバナナケーキ(門司はバナナのたたき売り発祥の地)
などを買ってのんびりと快速電車で帰った。
今回は、あちこち見惚れたあまり、ビリーと写真を撮るのを忘れてた。
ごめんね、ビリー。


翌日のハダースフィールド戦、
どうにかして勝利したことを思えば、
毎試合前に、門司港旅行を行うべきなのかもしれぬ。
あるいは、バナナケーキ。
あるいは、
いや、なにより、選手たちががんばれ!


2 件のコメント:

フラニー さんのコメント...

どの建物もレトロで異国情緒があってステキですね。きれいに保存されてるし。1日でこんなにたくさん見られるんですね。船もきれい!ブレントフォード・ファンも乗ってないし。
さきほど歌が聞こえてきてなにやら騒々しいな、と思ったらアウェイ・ファンを満載した船が通過したようです。河沿いを静かに散策しておられた方たちはなんと思ったでしょう。海賊船か?なんて。

久留米ガスリーはやっぱり白地で、変形井桁っぽくFFCの文字が黒でところどころに配してあって・・・。今季だと半襟はオレンジ!?

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

思った以上にこじんまりとまとまっていましたので、楽に回れました。

6000人ですものね。いつものホーム観客数より多いと聞いたような。そんなにフラムをライバル視しているんですね。今季はずいぶんといい気分でしょうし。うう。絶対に勝ちたい。でも、そんな時勝ったためしが(略)。

そういえば、久留米ガスリーを発明したのは井上デンちゃん!