2013年7月1日月曜日

涙活


世間では、みんなで集まって泣ける映画などを見て
ストレス発散する活動がはやっているらしい。
年のせいか、涙もろくなっている今日この頃なので
時々、ひとりで密かに涙しているのだが、
集まってみんなで、という点がより効果的なのかしら。

などと感じていた2、3日前。
ニッチ&ディープなオールドロックとプログレCDの通販で
おなじみのカケハシレコードさんのツイッターに誘われて
久しぶりに聞いてみたら
まあ、胸がきゅうんと痛くなりうるうるしてしまった!

それがこの曲。

ハットフィールド&ザ・ノース Mumps



今までハットフィールズを聞いてうるうるしたことなんて
なかったのに、どうしたんでしょう、わたし。
しかもイントロで突然に、だったので、
リチャード・シンクレアの美しい声もまだ聞いてないのに。
曲にまつわる思い出が涙腺を刺激する精神状態だったのかなあ。
カンタベリーの人々との思い出は、いろいろあるしなあ…。



で、思いついて、「わたしの泣ける曲」特集をしてみる。


リチャードといえばこれ。いつでも泣ける。

キャラヴァン Winter Wine



ほんとうにうっとりする声。キーボードも気持ちいい。
しかし。
当時のライヴなのだろうと思うが
みんな若くて、やせていて、髪もあり(リチャード)、
服もアレで、たいそうおもしろい映像ではある。
これを見てたら泣けない…。

Life's too short to be sad
Wishing things you'll never have
You're better off not dreaming of the things to come
Dreams are always ending far too soon
Sounds of a distant memory
Once played, lost from memory
Funny how it's clearer now, you're close to me
We'll be together all the time


ミッション Like a Hurricane



ニール・ヤングのカバーなのだけれど、
この人たちの曲はどれもぐっとくる。
やっぱり、ウェイン・ハッセイの声かなあ。
メロディーや歌詞の感じも、控えめな女性コーラスも
わたしのツボにはまってる。
(わたしは女性シンガーが苦手なのだけれど、
ちょっとだけ入る女性コーラスは大好き)。



本家さまも、声で泣かせる人だが。

ニール・ヤング After The Gold Rush



ある夜、寝る前にヘッドフォンで聞いていたら
急に泣けてきたことがあった。
何があったのだ、少女のわたしよ。
英国音楽しか聞かなかったわたしが唯一好きだった人。
カナダ人だが。


バークリ・ジェイムズ・ハーヴェスト For No One



他にも色々あり迷ったけれど。
去年、結成45周年(!)で初来日し、チケットも買ったのだが、
直前に足の爪をはがして断念。
でも、ジョン・リーズのバンドだったので、
死ぬ間際に、それを悔やんで成仏できないわけでもない。
わたしにとっては、メルもレスもウーリーもいてBJHだから。
そして、メルとウーリーが亡くなっているので
もうオリジナルメンバーでは集まれない…。

Please lay down your pistols and your rifles
Please lay down your colours and your creeds
Please lay down your thoughts and your creeds
Concentrate on what you ought to be
Then lay down your bullshit and your protests
Then lay down your governments of greed
Take a look at what lies all around you
Then pray God we can live in peace

Everyone's a loner 'till he needs a helping hand
Everyone is everybody else
Everyone's a no-one 'till he wants to make a stand
God alone knows how we will survive



いつでもどこでも誰とでも泣けるのがこれ。

Ireland's Call (国歌付き)



ジョン・ヘイズがいつも涙ぐんでいるのにも泣ける。

Come the day and come the hour
Come the power and the glory
We have come to answer
Our Country's call
From the four proud provinces of Ireland
Ireland, Ireland
Together standing tall
Shoulder to shoulder
We'll answer Ireland's call



神様にもないわけではない。

ピーター・ペレット Shivers 




この人の曲はいつ聞いても(この曲のタイトルみたいに)
背中がふるえる感じ。
声がもうパーフェクト。
どの曲もはずれなくわたしのツボ。

どうでもいいようなラヴソングを歌ってるだけのようだし
大部分はそうなのかもしれないが、
その中に、ひとことふたこと、う~んと、うなり
うるうるにまで発展する歌詞があったりする。
基本、ちょっと歌詞ヘンだよね。
おクスリの影響とか言われてたりしたけど。
生きていてくれるだけで泣けてくる、とも言える。

Face of minor strains of Jerusalem
Communication of attitude in and out of rhyme
The purity of infancy's diffusion
These are the things that send shivers down my spine

Notes bent out of shape and shivering
Freedom riders, Little Rock Nine
The curvaceous rear view of women
These are the things that send shivers down my spine

Free like libertine, wild and dangerous love
The torch of liberty, Tommy Smith's black glove
When you confide in me
Just what you've been dreaming of

Fidel, just the mention of his name
Gives me shivers
He fought the good fight, that he triumphed just the same
Gives me shivers

That Santiago singers one hand sound
Gives me shivers
VC tunnels, whole nation living underground
Gives me, it gives me

Welcome the return of that shivery feeling
That feeling's the essence of human being little girl

When your life has lost all meaning
And your so called friends don't have the time
Then a stranger gives you something to believe in
These are the things that send shivers down my spine



音楽話ついでに。
昔の名前な人ばっかりだったので新しいバンドのご案内。

スパーズファンでおなじみのペレット家の息子たちのバンド、
ストレンジフルートのEP、
Between the Earth and Seaは本日発売です!
ずいぶん前から宣伝活動をしていたご本人たちだが
女性シンガーだし、ほったらかしにしていたのだけれど
ヴィデオができたというのでちょっと見てみたら
これがなかなか悪くない。
ヴィデオではなくて(これはなかなか不気味だ)、
シンガーのジェニーが。
アルバム一枚分聞けるかどうかはわからないけれど、
ジェイミーも歌うのなら…。





アビーロードスタジオで録音したんですって。
嬉しそうに横断歩道を渡っていた。
売れるといいなあ、と、親戚のおばさんの気持ち。

2 件のコメント:

フラニー さんのコメント...

やっと全部聴けました。さすがに勤務中に聴くのはためらわれて。
ロック全然くわしくないんですが、どの曲もいいですね。
サッカー、フォローしてると音楽を聴く時間がどんどん少なくなってしまいます。

ニール・ヤングってオリバー・カーンの遠い親戚ですよね。顔と声の落差が激しいところも共通してます。

オドリスコール、ブリティッシュ・アイリッシュ・ライオンズでオーストラリア遠征中ですがシリーズ勝敗を決める最終戦でベンチ入りもできなくてかわいそう。

ミラクラ (milucra) さんのコメント...

わあ、聞いて下さってありがとうございます。老後の楽しみのためにのみ、やってみたのでございました。(重くてすみません)

オドリスコール、びっくりしました。調子が悪いってことなのですかね。このツアーは全然見てないんです。